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[Asriel] 夢の繭紡ぐ盲目の輪舞

01 螺旋回廊
02 雪月花
03 夢纏の繭
04 朦朧の森の林檎
05 ゲルゲの舞踏
06 スカーレット
07 煌く星空を遮る瞼
08 Retour
09 冷たい月
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01. 螺旋回廊

作詞:KOKOMI 作曲:黒瀬圭亮 歌:KOKOMI

さぁ踊りましょう 嘆きの王子様
あぁいいですよ 蒼い目の姫君
まだ目覚めぬ淡い淡い夢なら
Mother...気付かせないで現実の性

夢に夢を見ましょう
恋に恋をしましょう
捕らわれるは鳥籠
鍵はその手に渡しましょう

『それは誰もが通る道だから』
今は それでいいよと大人(ひと)は晒う
けれど いつか君も知ることになるでしょう
開け放つこそ 『一人前(おとな)』だと

あぁ如何して空は青いのでしょう
さぁ知りません 故に探すのです
まだ未踏の地はいくつもあるでしょう
ただそれ故に終わりは無いのです

風に何処へ行くかと
海に何処へ続くかと
訊ねしは戯言
答えはその目で知りましょう

『それは誰もが透る未知な殼』
誰に 聞くかじゃないと大人(ひと)は諭す
だから いつか君が教えてあげましょう
旅に出るこそ 『一人前(おとな)』だと

Ah... どうして君は恋をする
Ah... どうして愛は終わらない
Ah... 廻る(めぐる)廻る謎の螺旋
Ah... そしてまた人は歩み出す

『いつか終着駅に着いたなら』
其処で 眠りましょうと大人(ひと)は残す
まるで 夢に描いた楽園の中で
身を委ねましょう オヤスミ


02. 雪月花

作詞:KOKOMI 作曲:黒瀬圭亮 歌:KOKOMI

咲きゆく蕾と 散りゆく花びらに
重ね含わせた人の命(は) 花陽炎
知りて泣くことも 見ぬ振り行くことも
選べぬは時代(とき)の運命 あぁ翳ろう

流れに身を任せ タダヨウ行き様が
正規なものと 誰が定めた
異端と嘲笑われる 独りが恐ろしく
己の心 また無理に歪め
自らその手を以ち破壊してゆく

月が照らし出す 心突き抜ける
深みに嵌る前に僕は
鈴音 響かせ姿闇に沈めあ

無力な此の手に 最後に触れるは
憐れみかそれとも優しさか
濡れた黒髪 捕らわれるは私か
それとも君なのか―――

夢物語 空高き場所は
蜃気楼だと誰もが 次の世に託す

(時は)変わり行くけれど 動けぬこの足を
記憶無き以前の君よ 何を想う―――

流れに身を任せ タダヨウ生き様が
正規なものと 誰が定めた
何を恐れようか 唯一度の命に
引き下がる由 誰に弁解し
甘えをまた誰かに押し付けてゆく

月が沈みまた 陽が昇り照らす
眩しさに目が覚めて僕は
弱音 振り捨て姿変えて羽ばたく

繋がる灯火 繰り返す命
選択肢を君に与えよう
触れた黒髪 捕らわれるは私か
それとも君なのか―――


03. 夢纏の繭

作詞:K&K(KOKOMI&黒瀬圭亮) 作編曲:黒瀬圭亮 歌:KOKOMI

振り返ればあの場所には一輪の花が咲く
どんな軌跡にも気付けば種が在る
糸を手繰り瞬き動く指針は
無慈悲なほど美しく聳える

いつかは 消え去ると分かっていて
故に愛しくて―――
だけども悲しくて―――

不意に襲う夜の 静けさに怯え失うことの
その意味さえ 分からずただ泣き叫んだ

Ah 記憶を結ぶこの夢の中
″儚く″て″切なく″て
永い時空(とき)を魅せる
夢纏いし時ふと空見上げて
あの残月水面を揺らしてた(そっと)

風の流れに逆らうように 進む旅道の先に
君の姿が在ること 願うよ

瞼を閉じて想う虚夢(そら)
故に幻想で(まぼろし)―――
それでも会いたくて―――

白き未来の地図 黒き纏う衣装(ふく)
待ち続けてるこの居場所は
何処よりも近くて遠い

Ah 触れることすら出来ない君よ
″冷たく″て″揺らめい″て 涙頬を伝う
何気ない言葉も酷く愛しい
夢(この)世界で ″今″は色褪せてた

Ah 記憶を結ぶ夢の檻は
″儚く″て″切なく″て
甘い時空(とき)を魅せた
でももう行くから
この永い夢も この意識も
やがて薄れていく
―――オヤスミ


04. 朦朧の森の林檎

作詞:KOKOMI 作曲:黒瀬圭亮 歌:KOKOMI

迷路を抜けた先には
綺麗な森が広がってると信じてた
目色に閉じ込めた侭
進む足あと 次第に掻き消されていった

幸せ近づいて 一歩後ずさりした
僕らは生まれつき遠慮がちで臆病
目の前に現れた妖精(まぼろし)でも
否定してた 幼い日の夢も忘れて

あの頃の憧れの魔法使いに会えなくて
気付けばいつの間に 大人になったんだろう?
『いつか』と遠い事と決め付けた
明るい筈の未来が
『今』だと知った時 何が出来るだろう

傷付き座り込んでも(必ず)
時間(とき)が痛みを癒すだろう 繰り返す
曖昧な記憶だから(朦朧に揺れ)
透明だった 私に穢れ(いろ)を付けていく

まだ先今はまだ… 足を止める毎日
他人に厳しく自分に甘い性分
先延ばしする度に広がる距離
覗き込んだ 望遠鏡の遥か彼方

小さくまだ見えている僕らの大事な夢を
忘れていつの間に 時間が経ったんだろう
『いつか』は遠すぎて
見ることも出来なくなる朝が来ると
『今』気付いたよ さぁ何が出来るだろう『今』なら…

熟した林檎を『見つけた』
いつ手にしようか『悩んだ』
悩むうちに実は地に『堕ちた』
そして朽ちてゆく 声無きモノは
何を望んでいたのだろう?
待ち続けたその手 見つめて消えゆく―――

『今』なら走り出した君に追いつくことが出来そうだと
背中を押すように 吹いた強い風―――


05. ゲルゲの舞踏


作詞:KOKOMI 作曲:黒瀬圭亮 歌:KOKOMI

言い訳染みた夢に溺れ
見せ掛けの情に媚びる(憐れね)
馴れ合いの檻の中 語る
己の美学に酔い痴れる

嘘の微笑み与えすぐ手の平を返す
鞭振るう神に祈るだけ ならば
ずっと見続ければいいわ

悪魔の囁きに惑ろう天使達
砕かれた背の羽根 酸化した雨
『お元気ですか 変わり果てた君』
嘲笑いが響き渡る―――

選りすぐりの謳い文句で
隠す本音(こえ)に気付かず
勧められるが儘に悪魔の手を取り踊る愚者(もの)よ

狭き世界の中で満足する精神(こころ)に
悟られぬ神は思うだけ ならば
待ち続けていればいいわ

白亜の壁の中迷える天使達
愛する己が為堕ちる悦楽
『お元気ですか 荒み枯れた君』
我等(あくま)は先に進む―――


06. スカーレット


作詞:KOKOMI 作曲:黒瀬圭亮 歌:KOKOMI

まだそんな所で泣いてるの?
もたもたしてる暇は無いんだ
くるくる時は進むから
僕が君を迎えに来たよ

下を見てるよりも 上を見た方がきっと
何か楽しいこと見つかる そんな気がする

集え諸人 Lala eins zwei drei vier
手を繋ごう 笑おう 愛し合おう
やるべきこと沢山だね ね 忙しいでしょ

やりたいことが見つからなくて
カッコ付けばかりの毎日さ
ほんとは羨ましかった
目指すものに一途な君が

泣き虫弱いけど(でも)何度でも立ち上がるよ
負けず嫌いだから 自分に負けないように

歌え諸人 Lala eins zwei drei vier
誇れる何かを失くさない為に
磨き続けてゆきたいね ね 忙しいです

斜め掛け鞄に 旅道具を詰み込んで
一歩踏み出す勇気 僕らは君を待ってる

集え諸人 Lala eins zwei drei vier
これは受け継がれる旅立ちの唄
始まりはいつもここだよ ね 見送りするよ

夢を描いて(溢れるほど
誰よりも大きな夢を
そして手に入れる為にね
輝き続けたい ずっと…


07. 煌く星空を遮る

作詞:KOKOMI 作曲:黒瀬圭亮 歌:KOKOMI

ねぇ何故 夢追い人よ
(Ah...)届かぬ場所へユクのですか
ねぇ何故 僕達は
(Ah...)求めることを止めぬ

嘘も愛も風の如し 掴め無いと(So on...)
綺麗なモノだから 汚してしまいそうで
また伸ばした手を引いた

*優しき日々よ 今はサヨウナラ
何も迷わずに進めるように
煌く星空を遮る 流れ星に似た涙*

「何処へ向かえば 何処で止まれば いいですか」
訊ねた人に答えは永遠に返らない

またほら 旅人よ
(Ah...)地図無き道をユクのですか
それは『楽しい』と
(Ah...)前行く旅人(かれ)が詠う

誰も同じ恐れ不安 抱いて眠り(So on...)
弱いから強がって 負けたくないPride
その心休まる日まで

過ぎ去りし日よ 今もカナウナラ
この場所に全てが戻るように
煌く星空に浮かべた 無くした記憶の欠片

玲瓏な浮かぶ満月 あぁ綺麗で悲しい
たとえれば誰かを置いてユク僕のよう―――
契約はいつまで続くのかなんて保障(わから)無いから
頼る者無くても 独りでも進むよ(ah...)

*repeat*


08. Retour

作曲:黒瀬圭亮


09. 冷たい月

作詞:水川月依 作曲:黒瀬圭亮 歌:KOKOMI

満月 冷たい風が
頬を撫でて 通り過ぎたの
Light 私を灯しだす

風の通り道 私の背中を
押し出す そよ風は夢を見ていた
樹々のざわめきが 静寂飲み込んで
足跡 木の葉落ち 埋め尽くしたから
闇夜 月がほら 明かり灯してる
だけど 冷たい風が流れてく
薄いマントでは 寒さしのげぬと
肩をすくみ上げらせていた道

まあるいまるいお月様がほら
Light 私を燃やし尽くして
石の上を 素足で行く
朱い血で染め
流した 涙で朱を薄めて

三日月 冷たい風が
心の側 通り過ぎたの
朱く黒く光る三日月 冷たい空へ

涙 月の道 くじけ足を折る
なのに 冷たい風が流れてく
樹々の葉の音色 緑色に鳴る
歌えぬ心に届く Symphony

欠けた月が 空を照らしている
Moon 丸く元に戻るから
茨の道 素足で行く
絡む視線が
つらくて 朱い涙をこぼして

三日月 冷たい風が
心の側 通り過ぎたの
朱く黒く光る三日月
まあるく
満月 冷たい風が
頬を撫でて 通り過ぎたの
未来(あす)へ駆ける素足の心 冷たい空へ

She wished the dream and away form the cold moon.
Then, she got to know the world.
It was the only trifling occurrence of night when rain falls heavily.

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